2023-24年度 ガバナーメッセージ

2023-24年度 ガバナーメッセージ

国際ロータリー第2820地区 ガバナー 大久保 博之(水戸RC)

国際ロータリー第2820地区 2023-24年度 ガバナー

【地区スローガン】

 「まちを磨けば、あなたが輝き、世界を彩る」
CREATE HOPE in the COMMUNITY


【地区はクラブの応援団です】

ロータリーの主役は各クラブです。クラブを元気にするのが地区の役割。究極の目的は、会員一人一人がクラブライフをエンジョイできることであります。そのために、ロータリーの親睦はクラブライフの重要なファクターです。ですが、親睦だけではロータリーの社会的認知は得られません。地域の為に奉仕することなくして、ロータリーは存続しえません。


【地区はそのために4つのカテゴリーの活動をします】

1.共通の課題解決の事業。あるいは各クラブのモデルになり、波及していくような事業。
2.単独クラブでは難しい事業。
3.情報提供・連絡調整の会議。
4.研修・啓発のためのセミナー

  1. 共通の課題解決の事業に属するものは
    • 茨城ガイドブック「見て覧(ミテラン)」の作成

      私は茨城の魅力度下位の問題意識を強く持っています。各クラブが一押しのコンテンツを出していただき、地区の社会奉仕委員会とクラブの社会奉仕委員会が連動してガイドブックを作成します。(社会奉仕委員会・ガバナー補佐)

    • メンタルヘルスの推進

      RI会長の方針を受けて、職場のメンタルヘルスの課題に取り組みます。月信やセミナーの開催を通して会員の理解を深め啓蒙していきます。さらには会員企業に役立ててもらう実践例を紹介します。(職業奉仕委員会)


  2. 単独クラブでは難しい事業に属するものは
    • 世界平和の為のウクライナ支援事業

      今、平和を支えることは将来の日本の安全を守ることです。グローバル補助金を活用します。 さらに一人1000円の寄付をお願いします。(ロータリー財団委員会・国際奉仕委員会)

    • ポリオ根絶のための運動の加速

      私たちが国際ロータリーを名乗れるのは、ひとえに世界共通の運動をしているからです。それは「ポリオ根絶運動」と言っても良いでしょう。一人30ドルの寄付をお願いします。分区単位でよりインパクトのあるポリオ撲滅の啓蒙イベントの実施をしていただきます。一般の募金活動も推進します。
      (ガバナー補佐)

    • 公平性の高い財団寄付の推進

      全クラブにお願いします。年次寄付150ドル・ポリオ30ドル・PHS100名維持・ベネファクター各クラブ1名をお願いします。 (ロータリー財団委員会)

    • ロータリー希望の風奨学金の推進

      東日本大震災により災害遺児となった青少年たちへの学業継続のための教育支援活動です。公式訪問時に例会で一人1000円の寄付を私が任意で集めます。ぜひご協力ください。(社会奉仕委員会)

    • 青少年育成事業

      ローターアクト運営研究・ライラ実施・インターアクト支援・青少年交換事業を行います。(青少年奉仕委員会)

    • 国際社会への貢献

      グローバル補助金を活用した国際貢献。各クラブの国際奉仕を応援します。(国際奉仕委員会)

    • 米山奨学生支援

      米山奨学生支援は日本独自のロータリー運動です。(米山記念奨学会委員会)


  3. 情報提供・連絡調整に属するものは
    • 会長幹事会

      地区の連帯と共通意識を醸成するために会長・幹事会を行います。またその折に国際ロータリーの最新情報や各地区の有意義な情報を提供します。


  4. クラブや会員を元気にするための活動として
    • 会員基盤の向上

      会員増強セミナーの実施。リーダーを育てるRLI の実施。各クラブ公共イメージの向上のためのセミナーや、メンバー意識向上の為にMy Rotary の加入促進をします。ロータリーカードはコミッションが各クラブの実績に反映されます。(クラブ奉仕委員会)


【ロータリーのメンバーに求められる価値】

最初に述べた親睦です。メンバーの助け合い、協力は何物にも代えられない友情を生みその人の幸せに繋がります。次に求められるのは高潔性です。コンプライアンスに沿っての企業活動、クラブ活動をしましょう。多様性の尊重は、業種、人種、民族、性別、宗教などにかかわらず互いを認め合い、会員に迎えましょう!ダイバーシティを推進すると視点が変わるかもしれません。リーダーシップは言うまでもありません。各業種や各界のリーダーの団体ですから、このアイデンティティを外しては、ロータリーは成り立ちません。当然ですがロータリーの中核的な価値は職業奉仕です。職業的な卓見を会員が持ち寄って奉仕を企画するところにロータリーのアイデンティティがあり、それぞれの職業の価値を高めていくことがロータリアンの使命なのです。

百人集まれば百通りのロータリー論があり、議論になります。私の方針とは異なる考えも当然あることでしょう。しかし1年間どうかこの方針で試行錯誤をさせてください。現状に適さないことは、次年度が新しいコンセプトで上書きしていけば良いのです。ロータリーの単年度の良さはここにあります。2023-2024年度は会員の皆様とともに、様々なチャレンジを通して「解」を探していきたいと思います。




2023-24年度 国際ロータリーのテーマ

世界に希望を生み出そう
CREATE HOPE in the WORLD




2023-24年度の国際ロータリーとロータリー財団の年次目標

優先事項 1 平和の推進

講演でマッキナリー氏は問題を抱える国で平和を推進し、紛争を受けている人々はもちろんウクライナだけではなく、イエメン、アフガニスタン、シリアをはじめ世界の多くの地域で平和が実現しない限り本当の安らぎは実現しないと述べられました。「平和とは希望が根付くための土壌です。」と述べておられます。

優先事項 2 メンタルヘルスの推進

新型コロナウイルスの世界的流行によって深刻化しているメンタルヘルスの問題の影響を受けている人たちに、ロータリーは希望を与えるべきだと述べました。多くの人が家族を失い、社会的つながりが絶たれ特に若い人たちの教育や育成が妨げられています。これに対して次年度以降ロータリーはメンタルヘルスサービスの改善に取り組んでいくと述べられました。「メンタルヘルス専門家ならだれでも口をそろえてこう言うでしょう。他の人を助けることで本質的に自分自身が助けられるのだ。」

優先事項 3 ポリオのない世界の実現

地区ガバナーにポリオのない世界の実現の為にさらにできることを提供していきましょう。インパクトある推進をお願いします。

優先事項 4 過去のリーダーの取り組みへの継続

過去のリーダーたちが始めたイニシアチブの継続で、21-22年度シェカール・メータ会長の取り組んだ「女児のエンパワーメント」やロータリー全体で取り組む DEI「多様性・公平さ・インクルージョン」の推進などを継続するように求められました。