2023-24年度 米山記念奨学会
米山記念奨学会資料
・米山記念奨学会について (yoneyama01.pptx)
米山記念奨学会の主な予定
米山記念奨学会担当カウンセラー メッセージ
世界との架け橋
第2820 地区米山記念奨学会のカウンセラーの牛久RCの池田です。カウンセラーも今年で3年目という事で(ほとんど一年交代)だいぶ慣れて参りました。この奨学会は日本独自のプログラムですが財源は主に会員の浄財によって賄われており、国内34 地区の多地区共同活動としてRIからも認められております。学業が優秀な学生だけでは米山記念奨学生にはなれません。異文化への理解やコミニケーション能力に優れていなければなりません。そして、ロータリークラブを通じて日本の文化や習慣などに触れ、社会参加と社会貢献を育み、ロータリーの理想である国際平和の維持と創造に貢献することです。
この会の総事業費は約15 億円で特にアジアを中心とした、129 か国の地域の方々で日本最大の民間奨学事業であります。ほかの奨学会との一番大きな違いは、世話クラブの中から担当カウンセラーを置き、奨学生の個人的ケアにあたるアドバイザーとして、心の通った交流をするとともに、奨学生は月に一度以上世話クラブの例会や奉仕活動に顔を出し、大学生活では得られない、出会いと交流を通じて日本の心を学びながら、ロータリアンと積極的に交流して国際理解や相互理解を深めるとともにロータリーの奉仕の心を学んでもらいます。
様々な職業や世代で構成されているロータリークラブとの交流は日本文化に接し、将来の事や奉仕について考える機会となり、奨学生とロータリアンの交流は相互理解のみならず、双方にとっての財産になるわけです。この奨学事業は交流を目的としたプログラムですが、ロータリアンとの交流を通じて、奉仕の精神に触れ自らの精神を磨くとともに人生観、職業観を高めます。ロータリアンにとっても金銭的支援だけでは得られない感動と米山への深い理解が生まれます。奨学生、ロータリアン双方にとって大きな感動を生む事業だからこそ日本最大の民間奨学事業に発展したのだと思います。母国へ戻る方、日本に残る方に分かれますが、いずれにせよ母国との架け橋となり 広く国際社会で活躍する方を多く輩出することを望んでいます。
米山記念奨学会総括委員長 メッセージ
「育み育まれ」成長する委員会をめざして
国際ロータリー第2820 地区のロータリアンの皆様におかれましては、米山記念奨学事業に多大なるご理解、ご支援を賜り深く感謝申し上げます。国際的な視野に立ち、海外から日本に来日して勉学に励む留学生を温かい心で支援する活動は、ロータリーの奉仕の理想の精神そのものです。
地区内指定校から推薦され、選考試験に臨む留学生は正に優秀で合格不合格の結果を出さなければならない試験官の心情は人間愛を持った正義感の表れでなければなりません。昨今の世界情勢は戦争があり、感染症の蔓延があり、自然災害の被災がありとネガティブな情報が他国の出来事であったのが、「明日はわが身」のごとく自国の出来事となりえます。人間が助け合うことは知恵を出し合って学びあうことです。故に、米山奨学事業は留学生を支援することによって、日々学びの連続です。
大久保ガバナー年度で、総括委員長3 年目となりますが、私にとり成長させていただく機会になりました。委員会委員一同、毎日が試練の連続で年間事業を計画的に進めていても、奨学生の体調不良による欠席者が出たり、台風という予想外の大雨の直撃で中止をやむなくされた米山記念館研修など、心が折れそうになる問題にも冷静に対応することを学びました。
さて、今年度はこれまでの学びを生かして奨学生への支援をより細やかに見守りたいと思います。世話クラブのカウンセラーの皆様は奨学生の父親母親のごとく見守ってくださる存在ですので、奨学生は世話クラブを来訪するたびに安息の幸せな時間をロータリアンと共有させていただいています。
ロータリーの目的は、意義ある事業の基礎として奉仕の理念を奨励し、これを育むことにある。と語られます。「育む」そして「世界に希望を生み出そう」なんて創造的な言葉でしょう。米山奨学生の「今と未来」を象徴しているように聞こえます。
これからの一年間米山記念奨学会総括委員長として、地区の皆様と共に「育み育まれ」成長させていただく所存でございます。どうぞ皆様のご指導の程よろしくお願い申し上げます。