2024-25年度 ガバナーメッセージ

2024-25年度 ガバナーメッセージ

国際ロータリー第2820地区 ガバナー 大髙司郎(高萩RC)

国際ロータリー第2820地区 2024-25年度 ガバナー

 ロータリアンの皆さま、ローターアクターの皆さま、

 2024-25年度、第2820地区ガバナーを務めさせていただきます、高萩RCの大髙司郎です。当地区は1992年に第2550地区(茨城・栃木)を分割して誕生以来、今年度33年目を迎えます。伝統と格式を大切にしながら、各奉仕部門での素晴らしい活動によって築かれた実績を誇る第2820地区のガバナーを拝命することは、光栄でありながらも責任の重さを感じます。パストガバナーや諸先輩の皆さまが築いてきた当地区の伝統を守りつつ、より一層充実した地区として発展できるよう努力して参りますので、よろしくお願い申し上げます。

 いよいよ新年度が始まり、私たちは大きな夢と目標に向かって進んでいきます。ロータリーは地域社会に奉仕し、国際的な友情を育む場です。活動は一人ひとりの力が集まって実現するものであり、新年度は新たなチャレンジと成長の機会です。元気なクラブづくりを目指し、より良い社会を築くために努力します。新しい年度には「世界ポリオデー2820 ポリオ根絶に向けて 茨城がひとつに」プロジェクトが待ち受けており、創意工夫と革新的なアプローチで地域の課題に取り組みます。国際的な連携を強化し、世界中の人々に希望と支援を届ける努力を続けます。今年度も柔軟に地域の変化に対応し、積極的に社会に貢献していきます。そして、2024-25年度は地区内全55クラブが5年連続クラブ優秀賞(ロータリー賞)受賞を目指し、ローターアクトクラブはクラブ優秀賞の初受賞にチャレンジします。

 皆さまの力と情熱があれば、私たちはどんな困難にも立ち向かうことができます。一緒に、素晴らしい年度を作り上げましょう。

 さて、2024年国際協議会は世界中のガバナーエレクト、パートナー、シニアリーダーが一堂(1000人規模)に会して、1月7日から11日まで米国フロリダ州オーランドで開催されました。1月8日の本会議において、ステファニーA.アーチックRI会長エレクトのテーマ「ロータリーのマジック」が高らかに発表されました。アーチック会長は、テーマのいきさつについてMcMurrayロータリークラブの一員としてドミニカ共和国での浄水器設置活動に参加し、その経験からロータリーのマジックを目の当たりにした少年たちが浄水器の設置に驚き、安全な水の変化を「魔法(マジック)」として捉えていたエピソードを説明しました。ロータリーが人々の生活を変える力を認識したとし、クラブでの体験を魅力的なものとし、ロータリーの人道的な活動を拡大するよう呼びかけました。また、会長イニシアティブとしての最優先課題を「会員増強を図る行動計画の推進」(3-Year Targetsの導入)、「積極的な平和を通じて分断された世界を癒やす」(4つのテスト・ピースポールプロジェクト)、「継続性」(前任者や後任者と協力する・クラブが取り組んできたことや、クラブに根付いてきたことに目を向ける)としました。

 それらに鑑みて、私は2024-25年度の地区スローガンを 「BE THE INSPIRATION “元気な一歩、共に成長するクラブの力” 」としました。ロータリーの行動画、「四つの優先事項」(より大きなインパクトをもたらす・参加者の基盤を広げる・参加者の積極的なかかわりを促す・適応力を高める)を前進させることを目標にしました。これからの一年間、私たちは共に成長し、地域社会にインスピレーションを与える活動を展開していきます。さらに、地区は「3-Year Targets」を導入し、単年度から、複数年(継続性)へと移行します。これら、RI会長テーマや地区スローガンについては、今後の研究会やガバナー公式訪問の機会に改めて紹介させていただきます。

 最後に、地区内のクラブやメンバーの皆さまに心より感謝申し上げます。私たちの活動は皆さまのご協力とご支援に支えられています。ロータリーのマジックで行動計画を前進させましょう。共に元気な一歩を、共に成長するクラブを目指し、一層のご協力をお願いいたします。


国際ロータリー第2820地区 2024-2025年度 テーマ

【スローガン】
 BE THE INSPIRATION “ 元気な一歩、共に成長するクラブの力 ”


【地区数値目標】

  1. 会員数 (ロータリアン・ローターアクター) ~ 会員基盤の向上 ~
    地区 2,000名
    ・ロータリークラブ   純増 2名
    ・ローターアクトクラブ 純増 1名

  2. ロータリー財団寄付 ~ 世界でよいことをしよう ~
    1.年次基金寄付     150ドル/人
    2.ポリオ・プラス基金   30ドル/人
    3.恒久基金(ベネファクター) クラブ一人以上
    4.ポリオ・プラス・ソサエティ(PPS)会員 クラブ一人以上
    5.ポール・ハリス・ソサエティ(PHS)会員 地区100人以上維持

  3. 米山記念奨学会 ~ 米山奨学生・学友の育成、支援のために ~
    会員一人当たり25,000円 (普通寄付5,000円、特別寄付20,000円)

  4. My ROTARY会員登録  75%  ~ 活動に欠かせない情報源 ~

【地区行動目標】

  1. DEI(Diversity 多様性 Equity 公平性 Inclusion インクルージョン)の促進
    (1)多様性:全てに門戸を開放する
    (2)公平性:誰もが公平で大切にされる
    (3)インクルージョン:多様性を受け入れ、互いに認め合い、皆が活躍できる
    このような環境であるかを常に認識し、DEIを推進してください。

  2. 平和の推進者になる
    ロータリー平和センターの支援。平和構築手段の一つ「四つのテスト」を実践する。

  3. クラブ優秀賞(ロータリー賞)へのチャレンジ
    クラブ優秀賞は、その年のクラブの優れた業績や功績を表彰します。目標には会員増強・維持、持続可能なプロジェクトの立案、財団の寄付、地域社会での奉仕活動や公共イメージ向上等が含まれています。分区の推進者はガバナー補佐、地区は目標達成を支援します。
    目標:全ロータリークラブ、ローターアクトクラブの受賞。

  4. 会員維持率の向上と増強
    クラブにDEIを取り入れ強化し会員維持力を高めましょう。会員増強は最大の課題、「仲間を増やし共に成長しよう」。待っていても、入会希望者は現れません。全会員が協力し、クラブを活性化しましょう。7月から10月までの4か月間を会員増強強化期間とし、11月の地区大会で表彰いたします。

  5. ポリオ根絶のためのプロジェクト
    ポリオ根絶はロータリーの最優先事項です。ポリオ根絶99.9%、残り0.1%の実現まであと一歩。当年度はエンドポリオに重点を置き、ここに精力を集中させたいと考えます。2024年世界ポリオデーに共に行動しましょう。青少年奉仕委員会を中心にエンドポリオをテーマとする「奉仕プロジェクト」を企画します。全クラブの参加をお願いします。

  6. 公共イメージの向上
    公共イメージ委員会とIT委員会を統合、「公共イメージ・ICT(情報通信技術:Information and Communication Technology)推進委員会」とします。積極的に活動しロータリーの認知度向上に努めましょう。ロータリー活動に貢献できるようなデジタル化を推進します。正しいロータリーロゴの使用。

  7. 青少年育成事業の推進
    未来を担うリーダーの育成につとめましょう。インターアクト、青少年奉仕、RYLA、青少年交換への支援および協力を強化しましょう。

  8. ローターアクトクラブの活性化
    今年度から青少年奉仕委員会から独立、ガバナー直轄委員会とします。クラブの活性化を図ります。将来のヤングロータリアンとしてのローターアクトとの交流を深めましょう。クラブ財団寄付目標を100ドル(寄付分類は問わない)とします。RAC合同ガバナー公式訪問を実施します。

  9. 地区研修委員会が地区ラーニング委員会に
    研修モデルからラーニングモデルの変更について、地区研修リーダは地区ラーニングファシリテーターに、クラブ研修リーダーはクラブ・ラーニングファシリテーターとなります。会員自らが積極 的にラーニング(学び)を関与しましょう。クラブにラーニングファシリテーターの任命を奨励します。

  10. My ROTARY(マイロータリー)の登録推進
    各種手続きや記録の確認がオンライン上で行えるのみならず、様々なロータリー情報に触れ、研修の機会も得ることができ、活動に欠かせない情報源です。ラーニングセンターには基本的な情報を学べる豊富なコースや学習プランが含まれています。
    My ROTARYを活用しましょう。

  11. RLIへの積極的参加
    RLI (Rotary Leadership Institute)は、ロータリーにおける最大の草の根の指導力育成プログラムです。一人でも多くのメンバーがロータリー活動に理解を深め、活力あるクラブ創生に力を出せるよう参加推進をお願いします。特に会長は率先して参加してください。

  12. メークアップの奨励
    クラブ間交流を深め、情報交換をし、他クラブの雰囲気を体験し、他クラブにおける見習う点を自クラブに取り入れましょう。他クラブの活動を垣間見ることも必要、名刺交換から交流が始まります。まずは近隣クラブのメークアップから始め、クラブでの体験を魅力的なものにしましょう。

  13. ロータリー希望の風奨学金への支援を継続
    東日本大震災により災害遺児となった青少年への教育支援の輪を広げましょう。大久保年度を引継ぎ、公式訪問に例会で一人1000円の寄付を任意でお願いいたします。

  14. 国際大会(カルガリー)へ参加しましょう ロータリー最大のイベントで、世界中から集うロータリアンと友情と親睦を深め一生の思い出を つくりましょう。カルガリー(カナダ)国際大会は2025年6月21日(土)~25日に開かれます。皆さま の参加をお待ちしています。